はい、千秋楽も無事に終わりましたねぇ〜〜。
って何日経っとんねん!(^^;
千秋楽はアンドエンドレスさんの独断場だったようで(笑)
うわぁ〜〜〜観たかった!
千秋楽がせめて土日なら。
んでもって、舞台がせめて2時間半くらいなら!
遠方に住んでいても日帰りで観る事が出来たのになぁ〜〜と呟いてみたり(笑)
さて、そんな3時間半もあった舞台。
一口に感想と言っても、どう書いて良いのやらメチャクチャ悩みます(^^;
取り敢えず、スタッフ&キャスト紹介(敬称略)
『となりの守護神(ガーディアン)』
原作:嶋木あこ。
脚本・演出:西田大輔。
プロデューサー:三角大。
キャスト/
里緒:嘉陽愛子。
ランスロット:吉田友一。
稔:秋山奈々。
アーサー王:天野浩成。
グィネヴィア:大桑マイミ。
大魔導師マーリン:井上和彦。
ガヴェイン:窪寺昭。
カイリ:田中良子。
ヘクター:村田洋二郎。
ボゥホート:下塚恭平。
結城:西山宗佑。
高橋:村田雅和。
小久保:佐久間祐人。
友子:折井あゆみ。
早苗:桜川博子。
原作は少女漫画です。
主人公・里緒は、両親を亡くし弟と二人暮らし。日々の生活に追われる中、思春期の少女時代を謳歌出来ずに暮らしていた。
ある日、街で露天商から一枚のトランプを買う。
クラブのJ。伝説のアーサー王配下の円卓の騎士・ランスロットがモデルとされている絵札。
そのカードにはある魔法がかけられていた……。
第一部はほぼ、原作通りにお話が進みます。
第二部はランスロットが何故、クラブのJに閉じ込められたのか。何故、現代にタイムスリップ(敢えてこの表現で^^;)したのかを、彼が生きていた時代であるアーサー王と円卓の騎士団達の物語を中心に語っていきます。
お芝居全般で言えば、第一部と第二部の温度差(敢えてこの表現で^^;)が激しい舞台でした(^^;
アーサー王と円卓の騎士のくだりは、脚本家である西田さんの創作部分ですが、演じているのが西田さんの劇団『アンドエンドレス』の方達ばかりですので、芝居巧者なわけですよ。
キャラクター達の魅力を役者さん達がこれでもか!って演技で見せ付けてくれるので、第一部と二部とでは全く違うお芝居を観ているような錯覚に陥ります(笑)
第一部でもいい味出してるなぁ〜〜と思う方々が悉くアンドエンドレスの役者さんで。
んもう!これはあれか?アンドエンドレスのお芝居を観に来い!って事なのか??と思わせる程、楽しかったです!
ぶっちゃけると、アーサー王と12人の円卓の騎士達だけの話を、このキャストで観たいくらいです(笑)
え〜〜舞台を初めから語ると長くなりそうだし、何より観ていない人には全く伝わらないので、人物別に感想など。
・まずは、この方のご出演がなければ観る事もなかったであろう、アーサー王役の天野浩成さん。
王様としての威厳を出す為なのか、重厚なマントを纏ってご登場の天野くん。しかし、リーゼントな頭髪(^^;
あの〜〜〜どこからどう見ても高校生ヤンキーな出で立ちなんですけど(^^;
何で、あの髪型(^^;
冒頭部。暗がりに立ち姿のシルエットが浮かぶのですが、もう、それだけで「天野くんだ!」と解ります(^^;
ちょっと猫背で斜に構えた立ち方は変わりませんねぇ(^^;
王妃・グィネヴィアを愛しているにも関わらず、それをストレートに表現出来なかった不器用な人。
本当は王ではなく、王に仕える騎士でありたかった人。
一番間近にいた幼馴染のランスロットに、自分のなりたかった姿を投影していた事で、破滅への道を進むしかなかった可哀想な王。
一見、勇猛果敢な王様。しかし、常に自分自身の存在に疑問を持ち、その事に苦悩していた男。
自分の存在価値に疑問を持っているが故に、王妃であるグィネヴィアを素直に愛せなかったのかも知れません。
幼馴染であり、勇敢で誠実な騎士であるランスロットに、どこかしら嫉妬を抱いていたのかな?
そんなランスロットに心を惹かれていく自分の最愛の女の姿に、或いは羨望を持っていたのかも?
結構、難しい役だった様に感じます。
たまにこう…あぁ〜その発音はそうじゃないんだろうなぁ〜と感じる事はありましたが、芝居巧者に囲まれても遜色ない存在感で、何だか凄くアーサー王の気持ちに惹き込まれました。
もっともっと、その心の内側や円卓の騎士達との関わりが観たかったなぁ〜と思ったのが率直な感想かな。
劇中の殺陣シーンは、凄く格好良かったです。
惜しむらくは、長いマント。
どうしてもアクションの時に絡んでしまうのが勿体無かったかも。
マントのある衣装でのアクションは、プロの方でもかなり難しいので、衣装にもう少しだけ工夫して欲しかったかな〜〜。
・ランスロット役の吉田友一くん。
舞台の吉田くんは昨年9月に観た「シークレットボックス」以来でしたが。
とにかく、登場してきた瞬間、うわぁ〜〜〜と(^^;
見事な金髪。軽〜〜くウェーブした髪。本来の肌の白さが眩しく(笑)
絵に描いたような『王子様』でございました(笑)
芝居を観た時は原作を読んでいなかったので(笑)、それはないだろ〜〜と突っ込み入れたくなるシーンが幾つかあったのですが、原作を読んだらそのまんまだったので(^^;よっしーのせいじゃなかったのかとちょっと反省(^^;
全般的に第一部はちょっと勘違いのボケた騎士。
第二部は円卓の騎士のリーダーとして他者に一目置かれる格好良い騎士って感じでした。
スラリとした長身にスマートな立ち振る舞いで、騎士としての雰囲気は充分出ておりましたが、やはりこの方もちょっと猫背気味(首が前に出ちゃう^^;)な時があるので、意識的に修正して欲しいかな。
厭味なほどに(笑)甘くて気障な台詞の羅列が続くのですが、それが余りにもピタリとハマリ、格好良く仕上がっているのは得だなぁ〜と思いました(笑)
・大魔導師・マーリン(カードの精)こと、井上和彦さん。
大好きな声優さんでもある井上さんでございますが、舞台で見たのはこれが初めて。
んもう!本当に上手かった!
やはり『声』の魅力と言うのは凄いですよね。
舞台での存在感と相まって、二重三重の効果です!
あんまり出番ないのかしら?と思っていたので、嬉しい誤算でした!
アーサー王とランスロットの二人との関わりが劇中ではきちんと紹介されておりませんでしたが、アーサー王の台詞の中で昔からの知り合いだった事、アーサーが王になったのは、この方の力が働いている事が推測されるのみ(ま、伝説通り?^^;)
アーサー王からは、自分じゃなくてランスロットを贔屓していたと言われたマーリンですが、どちらかと言うとアーサーに重きを置いていたのではないかと思いました。
結果的にランスロットはあの時代では生き残れなかった人。
伝説的に王妃に懸想し、王への忠誠を女への欲で台無しにした反逆の騎士という汚名を受けて死んでいきましたからね(^^;
まぁ、それを可哀想に思い再戦(笑)の機会を与えたわけですが、彼が迷い子になりもう一度繰り返した事で、アーサーは王妃と心を通じる事が出来たのですから、やはりアーサーも愛されていたのではないかと。
井上さんの重厚かつ、コミカルで優しい演技がこの物語を牽引していたのは確か。
本当に、凄かった!
・伝説では円卓の騎士の中で一番の「忠義」の人だった筈のガヴェイン。
この物語では一番の黒幕になっていたのは、この方のせい(笑)なのか!の窪寺昭さん。
窪寺さんを舞台で見るのは天野くんと共演した『H〜i!Jack!!〜やぁ!ジャックさん!〜』以来(^^;
あの時は、窪寺さんのハイテンションなアドリブが楽しくって大笑いしておりましたが、今回はもう!登場からして滅茶苦茶格好良い!
なんて言ったらいいのか、もう、本当に視線が釘付けです(笑)
スラリとした立ち姿、何か曰くあり気な表情。鋭い眼光。ニヒルな口元。
本当に、その存在感が圧倒的で流石流石!
円卓の騎士の一人という存在に唯々諾々と甘んじる事なく、更なる高みを目指した野心家。
アーサー王の幼馴染にして、円卓の騎士のリーダーであるランスロットを罠にかけ、その二人を同時に抹殺しようと画策したガヴェイン。
一方で忠義の騎士を演じつつ、一方で虎視眈々と王の地位を奪取しようと暗躍していたガヴェイン。
結果的に王には総てを見破られていたのですが、それでも尚、自分の存在意義をかけて最愛の相手と剣を交える孤高の騎士は、物凄く格好良かったです!
円卓の騎士の一人でもあり、愛する存在でもあったカイリとの一連のシーンは、涙なくしては語れません。
殺陣も本当に格好良くって最高!
とにかく立ち姿が格好良い!
ピンと伸びた背筋。優雅な歩調。
そして、目にも止まらぬ太刀筋。
良く通る声。
いやぁ〜〜〜本当、惚れる!
・唯一の女性剣士・カイリを演じたのはアンドエンドレスの田中良子さん。
いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!もう!
きっと、この舞台を観た人はこの女性の騎士に魂の総てを持っていかれた事でしょう!(笑)
それほどまでに格好良かった!
劇中のどの男よりも『騎士』だった!(笑)
この方も立ち姿が本当に綺麗で、総ての所作が美しい人でした。
円卓の騎士である事に誇りを持ち、アーサー王に心酔していた人。
同じ円卓の騎士であるガヴェインを愛し。
けれど、円卓の騎士として、その様な感情を持つ事すら自らに禁忌を唱えていたのかも知れません。
騎士としては姑息な手段で王と、リーダーであるランスロットを亡き者にしようとしたガヴェインとの一騎打ちのシーンは何度観ても泣けました。
愛する人=ガヴェインではなく、敬愛する人=アーサー王の為にあくまでも『騎士』として最後まで生きようとしたカイリ。
剣を交える事でしか、自分の想いを伝えられなかった彼女の生き方に惹き込まれます。
殺陣も格好良かった!
もう、二回目の鑑賞からはガヴェインとカイリの二人が並んで登場するだけで魂震えました(笑)
声も素敵で、申し分なく!
本当、もう!愛してる!!!!!!(笑)
・円卓の騎士としてリーダーのランスロットを支持したヘクター・村田洋二郎さん。
天野くん演じるアーサー王との一騎打ちシーンがあるヘクター。
金髪で少し長い髪を振り乱し、果敢にも王に立ち向かっていく彼はとても格好良い人でした。
まぁ、何と言うか、ランスロット側についた円卓の騎士に一言言えるのなら、
ランスロットが自らの意思で反旗を翻したわけでもなく、彼があくまでも王に忠誠を誓う事を決めているのなら、ランスロットにつく=王に忠誠を誓うって事なんじゃあ?(^^;
と突っ込みながら観てました(笑)
ヘクターはランスロットの意志を伝える為にアーサー王のもとへ馳せ参じるのですが、その際の台詞が「グィネヴィア様の命を保障してくれれば〜〜」って言うんですけど、くれればって(^^;
何でそんな上からの物言いなのかしら〜って(^^;
「保障して下されば戻ってくると〜」じゃないの?と毎回気になっていました。
まぁ、王に反旗を翻している時点で敬語を使う必要はないって事なのでしょうけれど、それじゃあ誤解が更に六階に(笑)もとい、ややこしくなるのでは?と思った事は内緒です(^^;
村田さんもアンドエンドレスの人なのですが、この方も殺陣シーンが軽快で格好良かった!
・円卓の騎士の一人・ボゥホートは、下塚恭平さん。
槍の騎士。
ランスロットを支持する一人でしたが、ガヴェインの口車に乗せられ、一時はランスロットの敵に回った人。
結局、最終的にはランスロットを支持し、彼と王妃を守る為に死んでいったけれど、ずっとランスロットの『反逆』に対して苦悩し、迷っていた姿が印象的でした。
槍での殺陣が素敵で、何よりもその黒髪と短髪に心惹かれていたなんて大きな声では言えません(笑)
第一部の学校のシーンではメガネをかけたインテリ君を演じておりましたが、そのギャップにビックリでした(笑)
私的にヘクターよりもボゥホートに魂を持っていかれたのは多分、その黒髪のせいかも(笑)
円卓の騎士の一人・二刀流の剣士であったロウェインは、やはりアンドエンドレスの加藤靖久さん。
ガヴェインの片腕って位置だったのかしら?
物凄く悪役な表情で、格好良く二本の剣を振り回していた方。
その動きは騎士というよりも『忍者』っぽかったかも知れません(笑)
この方も舞台での立ち姿が美しく。強そうな感じが凄く出ていて素敵でした。
そしてやはり黒髪ってのが私的な萌え&燃えポイントでございました!
・第一部に置いて笑いの総てを担っていたのは小久保先生こと佐久間祐人さん。
この方もアンドエンドレスの方なんですよねぇ。
台詞の端々にB'zの歌詞ネタがあって、どんなけ好きやねん!と心の中で突っ込みいれたのは内緒です(笑)
ちょっと古いタイプの熱血体育先生って感じで、楽しかったです。
常にハイテンションに怒鳴っていたのに声が嗄れていないところは流石流石!
第二部では殺陣姿も披露して下さっております。
体育教師にはあるまじき髪型と体型(笑)なのですが、それもまた愛嬌あって素敵でした。
登場するだけで「今度は何をしてくれるのかしら?」と期待を持たせる楽しい人でした。
・爽やかにイケメン。だけど天然。な高橋先生は、村田雅和さん。
この方もやはりアンドエンドレスの方。
登場してきた時に「うわっ、リオ〜〜ン(黎明/レオン・ライ=日本では俳優の谷原さんに似ていると言われる人^^;)」と思った私はやはり香港芸能ファン(^^;
一緒に観ていたお友達と「なんちゃって谷原さんみたいだね」と言ってしまってすみません(^^;
熱血体育教師・小久保先生との対比がとても楽しかった高橋先生。
いちいち爽やかに笑顔を見せるシーンで、まるで漫画のような「キラリ〜〜ン」という音と効果が見える錯覚に陥ったのは私だけではない筈!(笑)
この方もとても姿勢の綺麗な人。
お辞儀角度が90度の最敬礼。素敵でした♪
第二部にも騎士団の一人として登場するのですが、余りにも雰囲気が違うので役者さんって凄いなぁ〜と普通に感心(笑)
こうして感想を書き出してみると本当にアンドエンドレスの人ばかりじゃない〜〜(^^;
いやぁ〜〜本当、一度彼らの舞台も見たいものです。
が!平均的に3時間の舞台という事らしいので地方在住者には無理かもね(^^;
お芝居全般で言えば、気になった点は音響かな。
とにかくぶつ切りが激し過ぎる!
折角盛り上がっているのに「ブツッ!」って音と共に音楽が変わるので興ざめです(^^;
里緒とヴィネヴィアのテーマ曲が違うからなのか、ラストの方の重要なシーンでのこの音の入れ替えが余りにもぶつ切り過ぎて凄く気になりました(^^;
後、ピンスポ。
舞台上手と下手に一台ずつ設置されていたのですが、これの使い方が微妙なんですよ。
立ち位置によっては上手い事当たらずに影になってしまっているんですね。
それが凄く残念だったかな。
話の内容的にどうしても暗転が多いのですが、余りに多いのと長いのでそこも凄く気になったかなぁ〜。
特に場面転換の多い第一部はそれが顕著で辛かったです。
原作があれなので仕方ないのですが、いっその事、ランスロットは最初から実体として出てきた方が良かったのかも。
その方がもう少し話も端折れるし、暗転も少なくなるんじゃないかと思った事は内緒です(^^;
私が観たのが2/2の昼・夜。2/3の昼だったので、公演回数的には折り返しなんだろうけど、実質的に二日目、三日目だったので、まだ何となくもたついた様な印象を受けました。
ただ、2日よりも3日に観た方が面白くなっていたので、お友達と最終的に千秋楽とか大化けするかもねぇ〜〜って話していたのですが、その後の芝居を観たお友達からは「観る度に面白くなってたよ!」と連絡あったので、本当に千秋楽観たかったなぁ〜〜と。
後もう一つ気になった点。
第二部のメインでもある殺陣シーンですが。
え〜〜と、騎士達の持っているものは剣(両刃)
けれど、動きは刀(片刃)なんですよねぇ。
すんごく格好良いんだけど、凄く気になりました(^^;
ま、全体的に格好良かったから、どうでも良い事ですかね(^^;
お芝居を観る度に、目当ての役者さん以外に素敵な出会いとかあって、本当にこの世界って奥が深いなぁ〜と思います。
今回は、アンドエンドレスの方々に惚れ、機会があればいつかこの劇団のお芝居を観てみたいと思いつつ。
出演者の皆様には3時間半という長いお芝居、お疲れ様でした!
観る方もかなり大変でしたが(笑)演じている人達はもっと大変なんですよねぇ(^^;
最後までご出演の皆さんが無事にお芝居を終えられて良かったです。
また、機会があれば観に行ければいいなぁ〜と思いつつ。
本当、面白く楽しい時間をありがとうございました!
2008年02月18日
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